引用(by友岡)

昨日、或る方から論文が送られてきました。
筆者は全く面識のない方で、そういう場合には、まず註記や参考文献リストのところを開いて、ボクの書いたものが引用されていないか、を見ます。


面識のない方から論文が送られてくることは少なくありませんが、よくあるケースは
①他大学の大学院生(や比較的若い先生)が‘就活’のために送ってくる
②ボクと専門が近いので、コメントを下さい、ということで送ってくる
③ボクの書いたものを引用したので、引用しました、ということで送ってくる
だからです。


しかし、むろん、引用しても送ってこないことの方が多く、それは本の場合でも同じです。
書店で立ち読みをしていて、たまたま或る本をめくってみたら自分の書いたものが引用ないし紹介されていた、ということも、むろん、あります。
最近では例えば山岡・淺野『アメリカの高校生が読んでいる会計の教科書』(アスペクト)や川本・野口・勝尾・山田・坂井『はじめて出会う会計学』(有斐閣)や石川・齋藤『現代の会計』(放送大学教育振興会)などがそうでした。


引用・紹介して貰えるのはとても嬉しいことで、また、面識のない人の場合は、人間関係によるものではなく、純粋に書いたものを評価(?)して下さった、という意味で、特に嬉しいものです。
ときにはお礼のメールでも差し上げたくなります。


いつだったか、1頁分くらいマルマル‘無断引用’されていたことがありましたが、それですら、ボクの本を読んで下さって、(無断)引用して下さった、ということで、嬉しくなくもありませんでした。


しかし、‘たまたま’めくってみたら、などということがいつもあるわけではありません。
かなり前のことですが、W大学のH教授がわざわざメールを下さいました。
「ご存じかもしれませんが、木村剛氏の『「会計戦略」の発想法』に先生の本がたくさん引用されています。ご参考まで」。
有り難いことです。


ただし、このボクは、引用させて戴いても、ほとんど献本していませんが……。m(._.)m
[献本しないこと、については1月15日のブログを参照]