積極的な学生諸君(by友岡)

昨夜は‘延世・香港・慶應 3キャンパス合同東アジア研究プログラム’、通称‘3キャンパスプログラム’のオープニングセレモニーがありました。


このプログラムについてはかなり前のブログで言及しましたが、3か国の3大学の学生が1年間、一緒に3大学のキャンパスを移動しながら学ぶ、というユニークなものです。
まず慶應で来年1月まで勉強し、次に延世大学に移動し、来年の夏は香港大学で(インターンシップもあり)、といったスケジュールなので、オープニングは慶應です。


セレモニーは延世大学から学部長等3名の先生が来られ、香港大学からはvideo conferenceによるものでしたが、同じく学部長等3名の先生が参加して行なわれました。


セレモニーのあとは懇親会で、参加学生と懇談しましたが、皆、とても積極的で、こうしたプログラムの参加者についてボクがいつも思っていることを再確認しました。


こうしたプログラムに参加する学生はその大半が非常に積極的で、この手のプログラムに何度も参加しています。
最近は、日本の学生は留学したがらないが、どうしたらいいか? といわれていますが、しない人はしないが、積極的な人は何回も、といった偏在がかなりあるように思います。


大学がこうしたプログラムへの参加者を選考する場合にも、慶應を代表させるのだから、慶應として恥ずかしくない学生を、といった観点から、積極的で、英語が上手い学生ばかりを選びがちですが、ボク自身は、それでいいのか? と思っています。


教育的な配慮としては、積極性に欠け、英語もイマイチ、といった学生にこそ、留学等の機会を与え、色々な刺激を受けさせる、といった考え方もあるのではないかと思います。