久し振りの読書(by友岡)

本を書く時間がないのはいうまでもなく、本を読む時間もない今日この頃ですが、今週は、こま切れの空き時間を見つけて、2冊読みました。


ずいぶん久し振りの読書です。


一冊は同僚のN教授からの献本『刑務所の経済学』。


N教授にはいつも著書を頂戴していますが、どれも面白く、また力作で、まったく分野が違うにもかかわらず、ボクの本で引用したこともあります。


献本のお礼メール(一部)
「すぐに読みたいところですが、めくったらやめられなくなりそうなので我慢します(今日も仕事が山積なので)。
とはいえ、少し読んでしまいました。
で、やめられなくなってしまいました。」


もう一冊は『残酷人生論』(池田晶子著)。


著者は数年前に46歳で亡くなった在野の哲学者ですが、つい先日の幼稚舎の同窓会で、同級生のMさんから、彼女(Mさん)の兄嫁が池田晶子さん、ということを教えられ、で、最新刊(旧著の増補新版)を買って読みました。


Mさんへの読後感メール(一部)
「『残酷人生論』を読みました。
物書きの端くれとしては、作品と作者は別人格、と思っているのですが、ときには、そうはゆかない作品、があります。
作者のことを知りたくなる作品、ということです。
ボクにとってはそういう本でした。」