陳情(by友岡)

毎年、この時期、この手の‘陳情’のメールないし手紙が来ます。


「突然のメール失礼致します。
商学部4年X組学籍番号XXXXXXXXの○○○○と申します。


この度は先生の「○○○」の試験を受けさせて頂き、誠にありがとうございました。
先生の授業において勉強致しましたことは今後とも自分の人生に役立てたいと思います。本当にありがとうございました。


しかし、先生のテストを必死の思いで勉強致しましたが、恐らく加点対象となるような解答を書けませんでした。本当に申し訳ありません。


そこで大変不躾なお願いなのですが、レポートかあるいはその他どんなことでも致しますので、それを加点対象とはして頂けないでしょうか。


私をこの単位を落としてしまうと留年が確定してしまいます。
もう就職も決まっており、家庭の事情で留年するわけにはいかず、このお願いをしている次第でございます。


何卒よろしくお願い致します。
お忙しい中、本当に申し訳ありません。失礼致します。」


過去にはこんな‘陳情’のケースもありました。


ケース1
ご両親そろって頼みにきた。
ただし、お父さんは無理矢理に連れてこられた様子で、お母さんに「あなたからもちゃんとお願いしてっ」と叱られていた。
可哀想だった。


ケース2
どこで住所を知ったのか、お母さんが自宅まで押しかけてきた。
(帰宅したら玄関のドアの前で待ち構えていた。)