ダメ出し(by友岡)

すぐ前の記事に紹介した貴重書展示会のタイトル&ボディコピーの案、ただちに図書館の担当者からダメ出しがありました。


いわく、
「・タイトルは20文字前後におさめたい。
・展示資料は洋書が多いので、洋古書に興味のある層へわかりやすいタイトルがよい。
・「福澤」と「パチョーリ」の2語は、可能であればタイトルに入れて広い層を呼び込みたい。
・ボディコピーは150文字前後におさめたい。
・カッコ内の表示が少しうるさいように思う。
お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。」


で、‘素直に’こう改めました。


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ルカ・パチョーリの『スムマ』から福澤へ


明治初期、福澤諭吉訳『帳合之法』の二編などによってわが国に紹介されたのは複式簿記でした。「イタリア式簿記」とも称されるこの簿記は中世ルネサンス期のイタリアに生まれ、数学書『スムマ』などをもってネーデルラントやイギリスに伝播、資本主義経済の発展と会計の進化を支えました。本展示会はこの伝播の軌跡を辿ります。


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で、一応OKが出ました。


(ちなみに、本のタイトルを決める時はもっともっと大変です。)