『アメリカに渡った日本文化』という本を頂戴しました。
著者は名誉教授のT先生。
T先生はかつて慶應の普通部(中学)で国語の先生をされていて、ボクも普通部生として教えて戴きました。
一言でいえば、すこぶる真面目で几帳面な先生でした。
授業中の教室が私語等で騒がしくなると、いつも「いちいち感想を述べない」と静かな声で注意され、しかし、私語の抑制効果は余りなかったような……そんな思い出があります。
その後、T先生は普通部から大学(経済学部)に移って教授(ご専門は国文学)を務められ、5年ほど前に定年退職されましたが、10年ほど前に着手された「海外における日本文化の受容」に関するご研究において「現代アメリカ社会に根づく日本文化の全体像を実地調査」された成果をまとめられたのがこの度の新著『アメリカに渡った日本文化』です。
そうした『アメリカに渡った日本文化』は
・伝統文化
・現代文化
・日本美術
・宗教
・俳句
・日本語図書
・日本語教育
・大学における日本研究
・アメリカ各地の日本文化
といった章から構成され、現在のボクの仕事からすると実に興味深く、これからちゃんと拝読するつもりです。