読書(by友岡)

このところ夜は読書に励んでいます。


この数日についていえば、いずれも再読ですが、モームの『人間の絆』と『高橋是清自伝』を読みました。


ところで、『高橋是清自伝』にはアレキサンダー・アラン・シャンドが出てきます。


シャンドは会計史上、わが国初の複式簿記書『銀行簿記精法』の著者として知名です。


高橋是清は13歳の頃に
「(横浜にあった)英国の……という銀行の支配人シャンドという人が、一人ボーイを欲しいとて……ボーイとして雇われることとなった」(中公文庫、上巻、p.31)。


しかし、『自伝』の後半では「旧友のシャンド氏が……」(下巻、p.193)。


実はこの『自伝』にシャンドが登場することは、何年か前にA先生に教えていただいて初めて知りました。