「主な著書」(by友岡)

本が届くと真っ先に目を通すのは奥付の「著者紹介」ですが、
しばしば見受けられ、いつも気になるのが次のような紹介です。


― ― ―
○山○夫
19XX年 ○○大学卒業
19XX年 ○○大学大学院博士過程単位取得退学
現在 ○○大学教授
主な著書
『○○○○○○』○○書店、20XX年(共著)
『○○○○○○』○○社、20XX年(共著)
『○○○○○○』○○出版、20XX年(共著)
他多数
― ― ―


「博士‘過’程」の誤字は決して少なくありません。


「主な著書」というからには‘主なもの’を選んでいるはずなので、「他」に言及することには違和感があります。


また、ほかに「多数」などなく、この3冊が精一杯(?)なんだろうな、と推察される場合も少なくありません。


(分担執筆書の類いを「著書」ないし「共著書」とする向きが少なくないことは言わずもがなです。)


― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 
新刊!
会計学の基本問題』
アマゾン↓
http://www.amazon.co.jp/dp/4766423445

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―