謹呈(by友岡)

執筆に必要なので、先日、久し振りに、
かの大塚久雄の『株式会社発生史論』(1938年刊)
を借りてきました。


で、今、ふと見返しを見たら、
「謹呈 幸田成友先生   著者」
と書かれています。


この本は何度も借りているのですが、今まで気が付きませんでした。


幸田成友’は歴史学者で、幸田露伴の弟です。


‘著者’は、もちろん、大塚久雄です。


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『株式会社発生史論』と一緒に借りてきたのは1912年刊のイギリスの本です。


見返しに貼られている返却期限票を見たら、数年前に一度だけ借りられています。


こんな(マニアックな)本、一体、誰が借りたんだろう、とか考えてしまいます。