まだまだ(by友岡)

今日の講義のテーマは、たまたま目下、執筆中の原稿のネタとカブっていました。


そのため、講義中に、ふと‘思考’が原稿のことに行ってしまいそうになって、ちょっと慌てました。


昔、このブログに以下のようなことを書きましたが、しかし、まだまだ‘M先生の域’に達することはできません。


「初めて教壇に立った頃は、教室の沈黙が怖くて、教壇の上で黙ってしまうことが怖いので、どんどん早口で話してしまうが、何年も経験を積んで、教壇の上で黙り込んで考え事でもできるようになったら一人前だ、などとも言われます。
そういえば、昔、ボクが敬愛(?)していたM教授は、学生の存在など忘れたかのように、教壇の上で独り腕組みをして首をひねりながら10分も20分も考え込んでしまっていました。
そんなことのできる、(良くも悪くも)いかにも学者らしい人でした。」