小説

たまたまですが、モーム(Somerset Maugham)とマンスフィールド(Katherine Mansfield)の短篇集を並行的に読んでいます。

 

たまたまそうなったので、あとになって知ったのですが、

モームマンスフィールドは真逆というか、実に対照的です。

 

物語性、プロット、起承転結がない小説家の代表はチェーホフとされ、

物語性、プロット、起承転結のある小説家の代表はモーパッサンとされ、

マンスフィールドは ‘イギリスにおけるチェーホフ’ とされ、

モームは ‘イギリスにおけるモーパッサン’ とされ、あるいは ‘イギリスにおけるO. ヘンリー’ ともされています。

 

要するに、モームは面白く、マンスフィールドは、情緒的で味わい深いが、面白くはない、ということです。

 

マンスフィールド的なものをしみじみと味読し、何かが分かったような満足感(?)にひたるのも悪くはありませんが、

面白いものはやはり面白い、ということです。

 

最後の予約

図書館の入館予約をしました。

 

予約は90分単位なので、すなわち90分以内に用事を済まさなければならない、ということで、

ちょっとした ‘緊張感’ があります。

 

ただし、来月以降、教職員は予約不要になるため、今日が最後の予約ということになるでしょうが、

密の回避、という点からは、今後も ‘長居は無用’ ということでしょう。