昨日の健康診断の記事に対するコメントに「姑息」という言葉の意味への言及がありました。
確かに「姑息」は「一時しのぎ」を意味するはずのところが、最近は「卑怯な」の意味で用いる人が多くなっているとのことで、
‘本来の意味で使う人が減ってきている言葉’の代表例とされ、
そうしたことにうるさい人は‘誤用’として批判していますが、
ボクは、言葉は変化するもので、多くの人が誤用すれば誤用ではなくなる、とも思います。
ただし、いくら多くの人が誤用しても誤用ではなくならないものもあり、つい数日前にも‘遭遇’しました。
教員談話室で新聞を読んでいたら、隣のテーブルで、学外からの来訪者と某教授が会話しているのが聞こえました。
どうやら、来訪者は仕事の依頼に来たらしく、それに対して某教授いわく、
「いやあ、私のようなものには‘役不足’ですが、それでも宜しければ」。
