本の紹介(by友岡)

●ゼミの卒業生のU氏(税理士)のブログをいつもチェックしているのですが、何日か前にそこで紹介・推薦されていた
バフェット&クラーク『史上最強の投資家バフェットの財務諸表を読む力』(徳間書店
を読んでみました。


U氏のブログによれば、「投資家が投資対象企業の見つけ方を学ぶために読む本なのでしょうが、逆を返せば、強い会社の財務諸表がどういうものか。経営にするにあたって気にすべき財務指標は何かが解説されています」とのことで、なるほど、確かにそのとおりです。


ただし、ボクは、やはり、投資において会計数値というものはどういう使われ方をするのか、について(改めて)考えさせられました。


まずは、バフェットのように、「10年から15年先の姿が予測可能だと思えるビジネス」(182頁)を見つけるために財務諸表を読む、というのが、恐らくは会計数値の‘真っ当な’使い方なんだろうな、と思いましたが、問題はこの「真っ当な」の意味です。


考えがまとまったら原稿のネタにします。


●12月29日のブログで紹介した全3巻・全6冊の『笠井昭次先生古稀記念論作集』のうち、第1巻・4冊が市販本として公刊されました。


笠井『現代日本会計学説批判 Ⅰ〜Ⅳ』(慶應義塾大学出版会)


4冊で約3万円します。