待たされても(by友岡)

昨夜はI氏との会食でした。


I氏とは定期的に美味を楽しむ機会を持っています。


I氏は男です。


西麻布の某店。


約束の時間になってもI氏は来ません。


几帳面なI氏としては珍しく遅刻です。


― ― ―


ボクは店で待ち合わせるのは嫌いです。


ボクはpunctualなので、大抵の場合、待たされます。


そういうときの‘待ちぼうけ的な状態’を店内の周りの人に見られたくない、ということです。


もしかしたら来ないんじゃないか、という内心の不安を店内の周りの人に覚[さと]られたくない、ということです。


だから、待ち合わせは六本木アマンドの前で、とかいうほうが好きです。


しかし、いつも
「あの店で待ってて」
と言う人がいました。


全くpunctualではない彼女はいつも遅刻して
「先に飲んでて」
というメールを寄越します。


先に飲んでいるのも嫌いです。


先に飲んでいて、あとで相手が来て、
こっちは飲んでいるけど相手は素面[しらふ]
という‘不利’な状態で会いたくない、
ということです。


というわけで、店で待ち合わせるのは嫌いです。


― ― ―


しかし、I氏は男です。


待たされても、相手が男だと全く気になりません。