国際業務セクション(by友岡)

今日のゼミは、某監査法人公認会計士の方々にゲストスピーカー的に来て戴き、会計士や監査法人の仕事について色々話して戴きました。


そのうちのお一人にはご専門の国際業務について伺いましたが、
何年か前までは監査法人にあった独立の‘国際業務セクション’が組織改編によって現在はもうない、
という話がありました。


これはすべての組織に共通した話で、
以前は、
国際的な事柄については、それを専門に扱う部署があって、そうした「国際○○部」といった名前の部署が‘いわゆる出島方式’的に国際的な業務に従事する、
といった形が普通でしたが、近頃は、多くの業務がグローバル化し、国際業務が特殊な存在ではなくなり、出島方式は減ってきているともされ、
出島方式は時代後れ、
とも言われています。


慶應でも、何年か前に、
「国際センター」などといった名称の機関があること自体、慶應がまだ国際化していない証拠で、そうしたものがなくなることこそが本当の国際化を意味する、
といった主張の下、国際センターの廃止が検討されたことがありましたが、その後、紆余曲折を経て、
やはり国際センターには存在意義があるし、事実、世界中、どこの大学にもそうした機関があるじゃないか、
ということで現在に至っています。


単なる出島ではない国際センターの存在意義を追求中です。