次回の増刷は?(by友岡)

先日、増刷の機会があって誤植の類いを訂正することができた『会計学原理』ですが、
すぐにまた要訂正箇所が見つかってしまいました。


ただし、これは誤植の類いではなく、事実誤認が判明したものです。


229頁
 誤: O. テン・ハーベのDe Geschiednis van het Boekhouden(1974年)
 ↓
 正: O. テン・ハーベのDe Geschiedenis van het Boekhouden(1973年)


この文献は原書がオランダ語で、1976年に英訳が出て、その英訳にもとづく和訳が1987年に出ているのですが、
会計学原理』においてボクは(入手困難なオランダ語の原書は見ることなく)和訳書と英訳書に依拠して、この文献を
「O. テン・ハーベのDe Geschiednis van het Boekhouden(1974年)」
と紹介しました。


ところが、
まず和訳書に示された原書のタイトルのスペルに誤りがあり、
また、刊行年は、和訳書と英訳書(補遺)では1974年とされているのですが、
これも(ちょっと必要があったので、何とか原書を探し出して確認したところ)実は1973年であることが判明しました。


やっぱり、ちゃんと原典を見なければダメ、ということです。


またの増刷の機会を期待したいものです。