留学(by友岡)

先週、三田キャンパスの演説館で、留学生による日本語スピーチコンテスト、というイヴェントがありました。
これは今年が25回目という伝統あるイヴェントですが、ボクはこのところ毎年、開会の辞を述べ、審査員を務めています(ボクは5年ほど前から日本語・日本文化教育センターの所長をしているからです)。


慶應義塾(の日本語・日本文化教育センター)は留学生に対する日本語教育において最高の水準にあり、事実、諸外国においても高い評価を受けています。このコンテストはそうした慶應義塾に学ぶ留学生諸君が、日本語学習の成果、を示す絶好の機会ですが、他方、留学生諸君のスピーチにおいて示される、異国に暮らす日々の成果、はわれわれ聴衆にとってもかなり刺激的です。


友岡ゼミの諸君で在学中に留学した人はまだあまりいなかったと思いますが、卒業後、留学して多くを経験し、それを活かして活躍している人は少なくありません。
留学に際してはボクの推薦状が要るケースが少なくないため、留学前に会って抱負を聞くことも多く、また、帰国後は挨拶に来てくれて体験談を聞くことも多く、なかなか楽しいものです。