9時は早朝?(by友岡)

授業が終わり、試験の採点も終わると少し楽になります。
(もともと楽だろう、と言われればそれまでですが。)


仕事は、実は、それなりに沢山あるのですが、授業がなくなると、少なくとも朝は楽になります。


ボクの授業はすべて1時限目なので(理由があって自分で1時限目を選んでいるのですが)、授業があるときには9時までには出勤しなければなりません。授業さえなければその点は楽になります。


しかし、そもそも、9時に出勤、などというのは‘世間の普通の人’にとっては大したことではないはずです。

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知ってのとおり、最近は、色々な業界でキャリアを積んだ人が大学に招かれて、実業界から大学へ、とか、実務家から大学教授に転身、とかいうのが増えてきていますが、そういう人は、大学の先生になってみて、色々なカルチャーショックというか、ギャップを感じるようです。


例えば某大学の教授に転身したばかりの某氏の話。


「昨日、初めて会議に出たんですけど、それが朝の10時半からだったんですけど、最初に学部長が『本日は‘早朝からお集まりいただきまして’まことに申し訳ございません』て言うんですよ。10時半ですよ。
10時半を『早朝』なんて言うんですから、ちょっとビックリっていう感じでした」。


10時半が早朝なら、9時は言うまでもないことです。
先日の試験の答案にも「1時限目なのでなかなか出席できませんでした」という学生のコメントが沢山ありました。


某氏の話は続きます。


「それから、先日、その昨日の会議の開催通知をもらったんですけど、つまり、何日の何時からどこの会議室でやりますっていう通知ですけど、で、その通知の最後のところに『お手数ながら、○○日までに‘ご出欠をご連絡下さい’』とかって書いてあったんですよ。
つまり、仕事なのに出席、欠席の選択権があるっていうか、こういうのって普通の会社とかじゃありえないじゃないですか」。


なるほど。