タイトル&ボディコピー(by友岡)

今秋、丸善日本橋店で開催予定の慶應義塾図書館貴重書展示会のタイトルとボディコピーの案を考えました。


ベタですが。


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『帳合之法』の淵源を尋ねて―複式簿記の伝播と会計の進化


明治初期、『帳合之法』(福澤諭吉訳)や『銀行簿記精法』(アラン・シャンド著)によってわが国に紹介されたのは複式簿記でした。「イタリア式簿記」とも称されるこの簿記は中世ルネサンス期のイタリアに生まれ、数学書『スムマ』(ルカ・パチョーリ著)などをもってネーデルラントやイギリスに伝播、資本主義経済の発展と会計の進化を支えました。この伝播の軌跡を慶應義塾の蔵書をもって辿ります。