香港(by友岡)

3日間、香港に出張してきました。


予想通り、香港はとても蒸し暑かったのですが、気候それ自体の蒸し暑さよりも問題だったのは冷房の効き過ぎによる寒さでした。


2日目の香港大学での会議の際にも、余りにも寒く、ボクの隣に座っていたイギリスの某大学の某女史は、エアコンの冷気の吹き出し口が頭上にある席だったために、我慢できずに席の移動を決意、その際、ボクに対していわく、「あなたの隣が嫌なわけじゃありませんから」。


そこで、ボクは、別にその女史を引き留めるためというわけではなかったのですが、香港大学の事務方に、エアコンの設定温度を上げてくれるように頼んだところ、なぜか、それはできない、とのことで、結局、エアコンを止めてもらいました。


あとで香港大学の人に事情を尋ねたところ、設定温度は決められているため、みんな、低過ぎる、と思っているが、我慢している、とのことでした。


他方、1日目に香港城市大学を訪問した際には、学生寮の部屋の中まで見学させてもらったのですが、なかなか快適そうな二人部屋は、ただし、エアコンはその都度払いの有料(1時間につき1香港ドル)ということで、暑さを我慢するか、お金を節約するかの選択を常に迫られる状況が興味深く、また、暑がりの人とそうではない人やお金を節約したい人とそうでもない人が相部屋になった場合にはどうなるのかな、などといったことも想像してしまいました。


冷房の話はさておき、土地の狭さゆえに、高い建物がところ狭しと林立する香港の街を見てのまずもっての感想は、ここは地震がないんだな、というものでした。



また、香港大学の実に贅沢な(学生には贅沢過ぎる)設備にはかなり驚かされましたが、3日目に訪問した香港中文大学は、狭い香港とは思えない広大なキャンバスが素晴らしく、また、Oxbridge流のcollegeシステムを採っているというユニークさがとても魅力的でした。


↓香港中文大学の高台の某collegeから中国本土を臨む。


それにしても、やはり中華料理は最高です。


↓夜景が美しい高層階の店にも行きました。